SSブログ

ほぼ月刊グチ日記 最終回 [おしごと]

これまでの経緯はカテゴリー「おしごと」の記事参照。
例によって、以前から下書きしてあった記事のアップ。

いろいろあって、8月いっぱいで交換は中止になりました。
トン、トーンと気持ちの引き金を引くできごとが続いたので、元の病院に戻してもらうことを決意しました。
研修担当のDr.にあらかじめ面談をお願いした時点で察しはついていて、こちらの言い分もそこそこに「9月から所属を戻すことにした、それでいいよね」って。

今の指導医のこれまで(年単位)の経緯から、同情してくれる人が多い。
元の病院に戻りたいという思いは一貫していたけど、でも、上司とそりが合わなかったから3ヶ月半で人事を覆すって、世の中一般にはわがままなんだろうなぁ。
とかいいつつも、うちの会社の内部事情のみならず、全日本的にみても、外科医の後継者は貴重な存在だからなぁ、などといってみる。

元の病院では、毎日のように手術があって、あんな大変な患者さんがいて、こんな大変な患者さんもいて、
だから自分はとっても大変で、だった。
今は、朝早くて体調崩したのに始まり、
自分の思うような手術ができなくて(終盤になってやっと鼠径ヘルニアの手術を自力で完遂させてもらえた)、
頻度の多い手術は大方執刀医(主治医)で(非常に贅沢なことを言っているのはわかっているんだけど、助手としていかに執刀医にやりやすい「場」をつくるかも外科医の腕の見せ所だし、上司の技を見て盗むチャンスだと思う。一度に何人もの術後管理をするのも精神的にきつい。)、
出勤するとすでにガーゼ交換済みで、
自分の知らないところで治療方針が変わっていて、
でもいろいろ負担を軽減してもらった手前これ以上楯突くようなことはもう言えなくて、
だから早くやめたい、って家では言ってた。
相方も、患者さんのことで大変だってことはあったけど、仕事そのものに対する不満は言ってなかったよね、って。

前のほうが帰りが遅くてバタンキューだったし、休日は月に数日だったし、相方にやさしくする余裕のない時期があったし、
そういう点に関しては今のほうがはるかにQOL高いんだけど。
比較的若い切除不能癌患者さんの受け持ちがなかったし、癌患者さんの治療方針やメンタルケアが脳内マニュアル化されてきたのもあるだろうけど。

夏休みに入る前に、研修報告書いて、中止を願い出た経緯を書いて、提出。
今の病院で得た「文化」を持ち帰って、元の病院にいかに反映させるかなぁ、と思う。






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。