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救急車有料化は「受け入れ拒否」解消の一助となるか? [時事ネタ]

注:「拒否」というのはあくまで一般向けの言葉であって、「不能」「困難」が正しいと考えています。

救急車を有料化したらお金を払えない人が躊躇してしまう、
一方で、不要不急の要請に対する規制は必要、と思ってきました。

最近、原則有料化したらいいんじゃない?ぐらいに思えてきました。
民間寝台車か、せめてタクシー並みの料金を。

まったく同じ症状、同じ重症度でも、
自家用車で来ればガソリン代、
タクシーで来ればタクシー代、
ところが救急車で来ればタダ、しかも3人の救急隊員(=税金で人件費を払っている人)、優先的に診察を受ける権利付きです。
これでは「救急車を呼ぶなんて世間の皆様に申し訳ない」と思っている人が損をします。

というのは、ただちに命にかかわらない、あるいは症状が軽いケースが少なくないからです。
意識障害、呼吸・循環動態の悪化、多量の出血、著しい疼痛、外傷による歩行不能など、客観的に救急車で来院する必要性のある場合
軽傷だが交通事故の場合
寝たきりで介助なく移動することができない場合
子供の急病に親が焦ってしまった場合
どこに行けば時間外診療が受けられるかわからない場合
ほとんどのケースが以上に当てはまると思いますが、救急車で来院する必要のない方は少なくありません。

自転車の後輪に足を巻き込みました
怪我しましたが一旦自宅に荷物を置いてから救急車を呼びました
鼻血が止まらなかったけれど救急隊員の圧迫で止血しました
腰痛で数日前から身動きできません
子供が高熱を出しました、他に症状はありません
大量飲酒で気持ち悪いです
不安で・・・

よそ様に移動手段を提供してもらうのであれば、寝台車代、せめてタクシー代ぐらい払っても罰は当たらないと思うのですが。
基準以下の所得かつ症状が客観的条件を満たす場合は免除にすれば、一応お金を気にして救急車を遠慮することもないし、逆に生活保護世帯は救急車呼び放題ということにもならないし。

「救急車の適正利用」が進めば、救急隊の現地到着時間も短縮されるし、診察を待ち続けている患者さんが不必要に順を抜かれることもなくなるし、救急車の受け入れ予定が3,4台続いて「これ以上無理です」と断ることも減るし、不急患者の救急外来ベッド占有による他の患者の受け入れ不能も少しばかりは緩和されるかと思うのですが。


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