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誕生 [新しい家族]

朝7時すぎ、看護師さんのラウンドで目覚めたときはすっかり寝ぼけていた。

9時頃、診察室へ。
幸運にも、その日の日曜日勤は主治医のDr.だった。
子宮口7cm開大、「昼か、遅くても夕方には生まれそうじゃねぇ」

!!何事もないどころか、7cmってもうすぐ全開大じゃん!!
痛みに耐えてようがんばった、相方。

10時頃、陣痛室に通される。
和室。
バースプランで冗談半分で○をつけた和室。
後できいたら相方はいろいろ考えてのことだったらしいけど。
時代劇で出てくるような、綱が天井から下がってる。
輸液セットや検体スピッツに交じって、Vicrylが置いてある。会陰裂傷の縫合に使う糸(一般向け注:それ専用の糸というわけではありません)。
表には陣痛室と書いてあるけど、ここで出産やその後のことが行われることを、縫合糸を見て悟る・・。
そしてその日1日をその広いとは言えない空間で過ごすことになる。

詳記は避ける(男なので)として、「和室」とか、「フリースタイル分娩」とかいうものに対するアレルギーがあったんだとわかった。
分娩台の上ではソファーを抱きかかえたり、仰向けや横向きにフラットに寝たりはできないし、なにせ目線が高い。
畳の上で横になった相方と目線を合わせようとしたら、自分も横になるしかない。躊躇したけど。
相方が疲れてしばらく陣痛が来なかったとき、自分も隣で眠りに落ちた。

14時前、力を振り絞って、女の子が生まれた。
しばらく泣かなかったことに相方は不安がったけれど、実のところ自分は生まれた直後に泣くものだということを忘れていた。
けど、「きれいなピンクだし、身体もよく動かしてるし、大丈夫だよ」と反射的に答えた。
羊水を吸引してもらってちょっと泣いてから、相方が子供を抱いて、へその緒を切って、同じ部屋の中で体重、身長の測定。
3500g超。そりゃ大変だったわけだ。

DSCF1190.jpg

相方の回復待ちで、親子3人で一寝入り。
相方のフラフラ感が続いたので、夕食もその部屋に持ってきてくれて、結局18時過ぎまで畳の上で過ごした。
幸い他にお産になりそうな方がいなかったのだそうで。

あまり泣かない子なんだけど、21,22,23時と立て続けに胎便。
相方(自分もだけど)の疲労回復のために新生児室に預かってもらって、その後はぐっすり眠った。






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