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生後2週間 [新しい家族]

連休をつくってというか、もらってというか、あいに行ってきました。

レセプトや事務的な作業、悩ましい患者さんの方針を立てるための勉強はあらかじめ残業して片付けて、
当直の日を交換してもらって、
当直明けに早めに起きて受け持ち患者さんのもとを一回りして、
外来やって、
病棟の患者さんにその日の採血やレントゲンの所見を話して、退院の算段をつけて、
昼ごはん食べて、帰宅。
できることは前倒し前倒ししたけど、それでも広島駅にたどり着いたのは20:30だった。

ご実家の最寄り駅に迎えに来てくれた相方をみた第一声「おなかひっこんだね!」。
「レディースのコート着てるじゃん」 生まれてくるまでは自分のメンズのコートを着てたもので。

元なかのさんとの2週間ぶりの再開を果たしてお義母さんが「はよ抱いてもらい」と言ってくれるものの、まずは手洗いから。
最初は、抱く方も、抱かれる方も、なんだかぎこちなかった。

「川の字」になったり、順番が入れ替わったりしつつ、就寝。
夜、数時間おきにオムツ換えたり、授乳したり。
同期の女性Dr.が「当直に比べれば楽ですよ、毎日続くのが大変ですけど」と言っていたらしいけど、たしかに寝付くたびに起こされることを繰り返すのは、当直に似てる。
どんな患者が来るかわからない当直と、ビービー泣き始めるのが我が子限定である子育てでは気持ちの余裕が違うけど。
相方は、自分が眠れたかどうかに気を使ってくれて、なんで手伝ってくれないの、なんて一言も言わなかった。
ま、当直明けの長距離移動後ではあるのだけど。

そこから先、抱っこするか、添い寝するか、オムツ換えるか、本読むか、ご飯食べるか、1日1回の沐浴するかで2泊3日を過ごす。
DSCF1303.jpg
外出せず。

我が子は可愛いものですね。
ずっと待ち望んでたんだけど、それまで思ってた以上に「親バカ」。
図体デカイにーちゃんがどれだけ接近しても、抱っこしても、不審者扱いされないし。





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職業病 [新しい家族]

出産した病院への届け出上は、

自分:会社員
相方:主婦

だったのですが、ところどころ非医療関係者らしからぬ言動があったのはまぁそうとして。

同期の産婦人科医と飲みに行って、へその緒を切らせてもらった話になって。
そういえばどんなふうに鋏を持ったか覚えてない。
ってことは手術用の鋏と同じ持ちかたしたかも・・・

家に帰って答え合わせ

DSCF1167.jpg

・・・職業のわかる持ちかたでしたー。

一般的には、親指と中指をそれぞれわっかに通しますが、
手術用のはさみは、親指と薬指をそれぞれわっかに通して、人差し指を刃に添えて持ちます。

こんなところで化けきれてなかった・・







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今のうちに抱っこ [新しい家族]

7時過ぎ、ラウンドの看護師さんに連れられて子どもが帰還。
相方もふらつきなく歩ける。

初沐浴に入れてもらった後、今日はフリー。
ここぞとばかりに抱っこして、添い寝して、写真撮って。
新生児の「そういう顔」なのはまぁそうとして、すごく可愛くて、あったかい。
名前の候補の中から、「これでいいよね」って、最終決定した。

院内のネットでブログ書いてしまおうかとも思ってたけど、もったいないから抱っこした。

相方と子どもに、また元気に会える時を心待ちにしてます。

相方本当にお疲れさま、ご実家の両親心強かったです、スタッフの皆様母子ともに健やかに今日を迎えることができてありがとうございました、職場の皆様にもご迷惑おかけしました、たくさんの人に感謝してます。
そして、元なかのさん、これからよろしくね。

帰りの新幹線で一人祝杯。
NEC_0144.jpg





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誕生 [新しい家族]

朝7時すぎ、看護師さんのラウンドで目覚めたときはすっかり寝ぼけていた。

9時頃、診察室へ。
幸運にも、その日の日曜日勤は主治医のDr.だった。
子宮口7cm開大、「昼か、遅くても夕方には生まれそうじゃねぇ」

!!何事もないどころか、7cmってもうすぐ全開大じゃん!!
痛みに耐えてようがんばった、相方。

10時頃、陣痛室に通される。
和室。
バースプランで冗談半分で○をつけた和室。
後できいたら相方はいろいろ考えてのことだったらしいけど。
時代劇で出てくるような、綱が天井から下がってる。
輸液セットや検体スピッツに交じって、Vicrylが置いてある。会陰裂傷の縫合に使う糸(一般向け注:それ専用の糸というわけではありません)。
表には陣痛室と書いてあるけど、ここで出産やその後のことが行われることを、縫合糸を見て悟る・・。
そしてその日1日をその広いとは言えない空間で過ごすことになる。

詳記は避ける(男なので)として、「和室」とか、「フリースタイル分娩」とかいうものに対するアレルギーがあったんだとわかった。
分娩台の上ではソファーを抱きかかえたり、仰向けや横向きにフラットに寝たりはできないし、なにせ目線が高い。
畳の上で横になった相方と目線を合わせようとしたら、自分も横になるしかない。躊躇したけど。
相方が疲れてしばらく陣痛が来なかったとき、自分も隣で眠りに落ちた。

14時前、力を振り絞って、女の子が生まれた。
しばらく泣かなかったことに相方は不安がったけれど、実のところ自分は生まれた直後に泣くものだということを忘れていた。
けど、「きれいなピンクだし、身体もよく動かしてるし、大丈夫だよ」と反射的に答えた。
羊水を吸引してもらってちょっと泣いてから、相方が子供を抱いて、へその緒を切って、同じ部屋の中で体重、身長の測定。
3500g超。そりゃ大変だったわけだ。

DSCF1190.jpg

相方の回復待ちで、親子3人で一寝入り。
相方のフラフラ感が続いたので、夕食もその部屋に持ってきてくれて、結局18時過ぎまで畳の上で過ごした。
幸い他にお産になりそうな方がいなかったのだそうで。

あまり泣かない子なんだけど、21,22,23時と立て続けに胎便。
相方(自分もだけど)の疲労回復のために新生児室に預かってもらって、その後はぐっすり眠った。






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広島へ [新しい家族]

予定日を過ぎたけれども産まれる気配はなく、
でもまわりからは毎週のように「今週末広島いくの?」といわれて少々キレぎみの日々。

けど、「一人暮らし」にも飽きたことだし、今週末は陣中見舞いに行くことにした。

金曜日はどうしてもはずせない病状説明が入ってたし、まして手術が長くなったので行けない。
帰宅してから、「月曜日の救急外来サボれますように」という期待を込めて2日分の着替えをバッグに詰め込んだ。

土曜日、どうせ遠くまで行くなら滞在時間が長いほうが、と5時過ぎ起床、電車を乗り継いで12時ごろには相方の実家についた。
せっかくきたからには、、いつもの自分たちらしいこと、、ケーキ食べに行こう。
デートらしいことでもしたいし、ましてマ○オさんとしては所在ないので外出。
雪がパラパラ、外は寒い。
でも相方は寒くないって。
なんだかんだで自分の服しか買わなかった。わざわざ広島まで来て。
相方は今週末に生まれないかなぁ、と下り階段の最後でジャンプしたり、小休止中にスクワットしたり。
ケーキ食べて、本屋さんに寄って、帰宅。

寝不足の自分は眠ってしまって少し遅れて夕食。

21時頃から、相方がお腹の痛みの時刻のメモを取り始めた。

日付をまたぐ頃、ほぼ等間隔で強さを増してくる痛みに相方の不安が増す。
「陣痛じゃないと思うけど、不安だったら電話かけてみたら」
「スタッフとしては夜中や明け方になるよりはこの時間の方がありがたいよ」
こんなところで一介の医療スタッフとしての入れ知恵。医者も人間、ようやく寝入ったところで起こされたり、交代間際のボケた頭を振り絞れと言われても、まして全然急を要さない場合「こんなことでこんな時間に来るなよ」という気持ちになるものです。
相方が電話をかけるや否や、まだ頼んでもないのに隣で寝ていた義父母が外出の手配を始める。

入院の準備をして受診することになり、病院へ。

約3分おきに子宮の収縮はあるが子宮口開大1cm、胎児も元気。
「入院してもしなくてもいいですが、入院しても(医療面で)やることないですよ」
やっぱりまだだよね、と思いつつも、これ以上痛くなったときに動くの大変でしょ、と2時頃入院することになった。

個室で、ソファーベッドを使って家族の付き添い可。
相方の痛み方はだんだん強くなり、下の方に移動していった。
3時半ぐらいまで?痛みが来るたびに腰を押したのだけれど、そこから先は眠り込んでしまった。

寝不足だからしかたないって許してくれたけど、その間占拠されたベッドを避けるように寝床を確保したり、していたらしい。ごめんね。





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妊婦健診・両親学級 [新しい家族]

先日、半日休暇をもらって初めて妊婦健診についていきました。
市内の、自分の勤め先とは違う病院。

エコーの部屋に呼ばれて、早口に「ご主人はカーテンと診察台の間に入ってください」
荷物を置いてから指示どおりにしようとしたら、また早口に「そこはスタッフが通りますので」

エコー開始。
開口一番「逆子ちゃんですね」
頭の大きさをはかる。おぉ、こんな小さな体でもちゃんと脳が形成されてる。
胴体に移って、腹まわりをはかる。心臓の動きも良好。
大腿骨の長さをはかる。女の子?
「とくに異常ありませんね、じゃあ、お腹ふいて診察室に入ってください」

診察室で―「次いつにしますか」「次は採血があります」
カルテをみて、「おなかのハリはどうですか」

妊健ってアットホームなイメージがあったので、なんだか味気なかったです。
助産師さんに日頃の悩みをきいてもらったりとか、してるものだと思ってたので。
お忙しいのだとは思いますが。

わが子の成長に感激して、相方と平日ランチを楽しめたのはよかったけど。

院内の決まりごととか、診察の流れとか、スタッフにとっての日常は、受診する人にとってはわからなくて当然のことだったりして、失礼のないようにしないとな、といういい経験でした。

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また別のとある日、両親学級に行ってきました。
結構大人数。
思ったより年齢層高め。

「普段病院に来る機会のないパパに自己紹介してもらいましょう」ということで、何人目の子どもか、普段手伝っている家事を交えて自己紹介。

妊婦体験スーツを着てみる。
おなか重い。仰向けに寝たらつぶれる。起き上がりも横向きになって、「どっこいしょ」。
こりゃ大変だ。

生活上の注意点などなどきいて、マッサージのしかたの練習して、分娩の流れを学習。
陣痛のこと、回旋のこと、子宮口の開大のことなど、ふむふむ、そういえば国試前にそんな勉強したっけな。

沐浴の方法。
助産師さんの実演に引き続き、2組のパパさんが人形相手に沐浴。
心肺蘇生の実技講習に似た緊張感と、幸せな家庭の雰囲気が混在する。
うまくやらないと赤ちゃんの顔にお湯がかかったりしてしまうんですねぇ。

沐浴の後、へその緒の消毒もするらしい。
それってエビデンスあるの?
って助産師さんにきいてみたい衝動を抑えて、後日同期の小児科医と産婦人科医にきいてみた。
うちの病院でもやってるらしい。
「臍炎になる子もいるからね」
「でも服着せたとたんに常在菌がつくでしょ」
「じゃあやらないでみたら」
ってな具合に。

最後に、(親の了解が得られた)生まれて数日の赤ちゃんを抱っこさせてもらいました。
産婦人科研修のときにも抱っこさせてもらったけど、流れにのらないわけにもいかず。
職業柄、自分の手からの院内感染のリスクを考えて遠慮すべきだったかも(もちろん手洗い、消毒は習慣的にちゃんとやってます)。

そんなこんなで、ちょいちょいと、おかん、おとんになる準備の日々。






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